さて、1月ちょいほったらかしにしていたブログです。

久しぶりに見たら、瀬戸内から帰ってきたネタで止まってるんですね。

いや、反省してこれからはちょいちょい書いていこうかと。前にも言った気がするけど。


瀬戸内海から帰って、なにをしていたかと言いますと、

なんだっけ。といった感じで。記憶力のあまりいい方ではないので。


とりあえず頭に残っているのは、
友人のカフェに行ったこと、WOMBのスタッフをしたこと、同窓会、コンペふたつ、Archi-TV、グラパス、マンレイ、NYに思いを馳せる(最低1日1回)、映画を7本くらい、本は何冊読んだか忘れた、デザイン勉強、卒制について、シクロイロ、インターン

こんなもんか。頭に残っているのが結局こんなもんだとしたら結構寂しいもんだな。


一番最近の話をします。一昨日までフードクリエイターである諏訪綾子さんの個展/ゲリラレストラン『LOST TOUNGUES』にインターンスタッフとして参加していました。



裏方のことは言えませんので ( 写真もなし ) 、この素晴らしいパフォーマンスについて感想を少し。

薄暗く赤一色に彩られた空間、舞台の幕があがると主役であるビジター。階段を降りて着席。フルコースを味わう準備だ。それを取り囲むように眺めている多数の客、ステージ上では様々な食材や調理器具を用いサウンドが奏でられている。様々なタイプの異様なキャスト達(ファンタジー映画のそれに近い)が現れ、「作品」をサーブし、「監視されている」ビジターはある種「役者」となりそれを手に取り口へ運ぶ。そして驚愕の表情とざわめき、一瞬で会場内に伝播する空気。それこそ5感を刺激し続ける。ビジターは主人公として没入してゆく。その先の感覚へ。リビドーが充満する。
といった、人間の5感と、欲望を計算された演出によって刺激し続けるノンストップの1時間。
タレルの時も思ったけど、優れたパフォーマンスとは、ビジターに感覚を共有させることができること、なのではないか。

そして驚いたのは、諏訪さんその計算を、感覚でやってのけてしまっている感じがしたこと。「これ素敵じゃない?」と呟いたことがどんどん実現してゆく。そして、トライ&エラーで帳尻を合わせてゆく。結果、3日間の展示期間における6回のパフォーマンスはすべて、少しずつ異なっている。

5感の中で「味覚」まで含めてターゲットに出来ることは、アートにおいてかなり強いと思う。もちろん安全管理など、リスクは高まるだろうけど。
今回感じたのは、練られたプロットの完成度。客をつっぱねない、満足させることに責任をとる。それは同時にその満足感の全てが『food creation』というチームの掌の上であることも示唆する。おそるべし。



インターンスタッフは正直大変でした。立ち仕事ですから。
同時に楽しかったです。多いに学ばせていただきました。乾パン美味かったです。




疲れ果てて、インターンが終わった日に、家に帰って出てきた夕食が、
白ご飯、テールスープ(よく煮込みドロドロに肉が溶けてる)、カレイと大根の煮付け(自分で盛りつけようとして崩れた)、ブロッコリー、明太子、キムチ
なのでした。
うちの母は本当に僕のツボをわかってる。
23の時点で、僕はうちの飯がこの世で一番うまいと思うんだ。見かけが悪かろうと。