green pool

ずいぶん前になりますが、OOH(交通広告や屋外広告など、家庭以外の場所で接触するメディアによる広告の総称)のコンペにcicroiro名義で参加しました。はじめてのcicroiroでのコンペでした。
テーマは「日本を元気にするOOH」


…だったのですが、最終的に行きついたのはcicroiroのマニフェストみたいなものになりました。


僕はこのコンペで、最初の提案(最終ではかなり変わった)とプレゼンボード(グラフィック、文字組み)を担当しました。


TOKYO SPRING 20XX



NEW YORK SUMMER 20XX



PARIS FALL 20XX



提出プレゼンボード


green pool

wwwは情報世界という新しいプラットフォーム(www pool)を形成することによって世界を「元気」にしてきました。 それは企業に情報世界という新しい競争のフィールドを造り上げたことが要因です。
提案するのはエコと企業を繋げるための環境世界という新しいプラットフォームを造ることです。今までのエコシステムでは企業は各々の評価軸によってのみ評価されてきました。その評価軸を世界規模で一つのプラットフォームに統一します。
green poolは世界主要都市にある「シンボルタワーの望遠鏡」を媒介することによって実行されます。 望遠鏡から見えるのはAR上越しの緑化都市です。シンボルタワーを中心にすることで個人企業という枠を超えて一都市としての存在をエコという視点からを持つようになります。
都市間という世界規模の競争の中で各都市の企業と環境の関係は徐々に上手くいき、同時に各都市ごとの特色が滲みだすでしょう。日本であれば仮想緑が、春には桜が舞い、夏にはひまわりが太陽にむかってすっくと背をのばし、秋には紅葉が目に飛び込み、冬には枯れ木が雪の間から顔を出すでしょう。それは私たちが忘れてきた日本の姿なのかもしれません。
日本が元気になるためには世界の中の日本として新しい競争できるフィールドを造ることが必要だと思いました。
20XX年、シンボルタワーから見える景色が緑で埋め尽くされたら世界が「元気」になっているということが言えるかもしれません。


簡単に言うと、エコの世界的基準をつくろうよ。というプロジェクトです。
各都市に必ずあるシンボルタワーの望遠鏡を媒介として、ARで環境貢献(ここに基準を設ける)できている起業ビルの壁面をデジタル緑化しようと。なんて表層的。
最終的に「世界エコ大戦」みたいな構図が生まれるという笑

最初の「日本を元気に〜」からは相当ずれたアクロバティックな提案となりましたが、個人的にこの案は気に入ってますし、cicroiroでなければできなかった案だと思います。


あと、以下cicroiroのHPです。よろしかったらチェックしてみてください。
http://www.cicroiro.com/index.html