Happy New Year 2011






GOLD


WHITE


RED


COLOR PALETTE







明けましておめでとうございます。

2010年は前厄でありましたが、格別に充実した1年となりました。
2011年は年男、及び厄年となりますが、飛躍の1年とできるよう尽力致します。


こちらのブログをご覧になった皆様の本年のご盛栄をお祈りしております。


年賀状アートワークを記載しました。
卯のモザイクを中心に、謹賀新年、二〇一一フォントはオリジナル。
色は金、茶金、朱、白の4色。
イメージは円。
お気に召していただけると幸いです。



それでは本年も何卒よろしくお願い申し上げます。



2011.1 金 司寛

VABEL CONFERENCE 2011 TOKYO



VABEL LOGO



VABEL CONFERENCE POSTER TYPOGRAPHY 1



VABEL CONFERENCE POSTER TYPOGRAPHY 2





2011年1月23日、NPO団体VABELが主催する初のカンファレンス開催することになりました。
VABELは世界中総ての人々に平等と多様性をもたらすことをヴィジョンとして掲げるNPO団体です。
僕はデザイン、アートディレクション関係で絡んでいます。


現在、数億の人々が生きる意味を失いかけています。
これは社会が個の多様性と独創性を好まず、一定の価値観が多くの人々に重くのしかかっているからだと考えます。
この現状を踏まえ、一人一人のアイデアの価値や素晴らしさに触れていただこうと、カンファレンス開催にいたりました。

カンファレンスではご著名な方々をスピーカーとしてお招きし、「世界を変えるアイデア」を単一なテーマを設けず、お話しして頂こうと考えております。

お時間は午後の2時から5時30分まで、六本木にございます政策研究大学院大学で行われます。

スピーカーはロフトワーク代表の林千晶様、

森美術館館長南条史生様、

脳科学者の茂木健一郎様、

東京大学から黒川清名誉教授、

InTecur代表のウィリアム斉藤様、

一橋大学から石倉洋子教授です。



たくさんの方のご来場をお待ちしております。


カンファレンスご出席のための登録は下記のリンクよりお願いいたします。
https://spreadsheets.google.com/viewform?formkey=dE5vS3NmVjQxbWZuUUZ6TGRVbHhwbVE6MQ



詳細


場所
政策研究大学院大学 <http://www.grips.ac.jp/jp/about/access.html


入場料
FREE (まず登録フォームにてご氏名、ご職業、ご人数様、E-MAILアドレスをご記入ください)
https://spreadsheets.google.com/viewform?formkey=dE5vS3NmVjQxbWZuUUZ6TGRVbHhwbVE6MQ


時間
2011年1月23日(日) 14 : 00 – 17:30


タイムテーブル
14:00 - 14:20 : Introduction by Haegwan Kim (curator)
14:20 - 14:45 : Talk 1 by Fumio Nanjo
14:45 - 15:10 : Talk 2 by Chiaki Hayashi
15:10 - 15:20 : Break
15:20 - 15:45 : Talk 3 by William Saito
15:45 - 16:10 : Talk 4 by Yoko Ishikura
16:10 - 16:20 : Break
16:20 - 16:45 : Talk 5 by Kiyoshi Kurokawa
16:45 - 17:10 : Talk 6 by Ken Mogi
17:10 - 17:30 : Closing


VABEL
http://vabel.org/

VABEL CONFERENCE 特設ページ
http://vabel.org/conference/conference2011/

忘年会/ノルウェイの森


師走も末。
ゆるりとした生活を送っている。インプット中心の生活。
その一方で、目の回るような忙しさの中、本日あるいは明日が仕事納めの方々も多いだろうと思う。お疲れさまでした。




25日から26日にかけてデート。とても楽しく過ごす事ができた。感謝。




※左が僕で右が彼女、だと思う。



夕食で食べた、新宿のTRATTORIA Briccola (http://www.briccola.net/)というお店の料理が本当にたまげるほど美味かった。






昨日は2009年に展示会を行った際の、プロモーションメンバーで久方ぶりに集まり忘年会。at 目黒。
色々と話せてよかった。不毛な話と、真面目な話のバランス感が絶妙。



※左:しょうご 中:たっつん 右:たこちゃん 撮影:僕





2次会中目黒で明け方まで飲み、たっつん家に宿泊(ありがとう)。
本日は『ノルウェイの森』を鑑賞。


(以下『ノルウェイの森』私感)
この作品、個人的にものすごくヒットだったのだが、鑑賞の前提としてまず、
/原作を読んでいない
/トランアンユン監督の作品を観たことが無い
/映画というメディアにリアリティを求めていない
の3つの「ない」状態が僕の中に「あった」ことがよかったと思う。


前々回のブログにも綴ったことだが、僕はシネフィルでもなんでもないので映画のコンテクストを丸々理解できているつもりは全く無い。ただ、理解しようとする欲は常にある。
この映画は様々な断片(カメラ回し、役者の動き、関係線、植物、などなど…)に様々な心情や暗喩が秘められており、それらが重なり合って2時間超のフィルムになっている。
ここで驚くべきは、その断片ひとつひとつの細やかさ。まさに「God in detail」(神は細部に宿る)。トラン・アン・ユン監督の感性、李屏賓(リー・ピンビン)のカメラワーク、ジョニー・グリーンウッドの音楽、松山ケンイチをはじめとした俳優らのアンリアルな台詞回し。もはやファンタジー


映画とは、カメラで現実を切り取ったものではない。ハリウッド映画に見られるスペクタクルは詳細まで「つくり込まれた」エンターテインメントであるし、ジャン・リュック・ゴダールは「映画の構造」に「観客」と「超現実」を組み込み、既存の映画の脱構築を計ったように思う。ミケランジェロ・アントニオーニは『欲望 Blow-Up』において、よりマクロに「映画という物語の神話」(事件はひとつの物語の中で解決されねばならない)を解体せんとした。
トラン・アン・ユンは気が触れるほどの「つくり込み」によって、ハリウッドのような究極のエンターテインメントではなく、ゴダール的に映画における構造の新たな地平を目指したのではなかろうか(僕の映画に関する語彙不足で成し遂げたかどうかはわからないが)。
与条件は原作『ノルウェイの森』と『映画芸術の100年の歴史』。


上記の、映画に対する操作箇所の大小関係式を記すと、
トラン・アン・ユン ≦ ハリウッドのエンタメ < ゴダール < アントニオーニ
このような感じか。



ノルウェイの森』すごく気になったシーン。
/ブリーフ一丁の松山ケンイチが、手前側の鏡面仕上げのインテリアに映り込みながら横滑りする映像。
ゴダールの『勝手にしやがれ』における街灯が一斉に点灯するシーン(僕が大好きなシーン)ばりにゾクっとした。
松山ケンイチ菊地凛子が噛み合ない話をしながら散歩をしているが、猛スピード、木の前で立ち止まり「私はどこにいるの」(だったっけ?)。
→鳥肌たつほど浮世離れ。ラストの松山ケンイチに繋がる。
/雪山でのオーラルセックスとカメラの引き。
→この表現すごい。美しいのがすごい。




自分の中でもあまりまとまっていないので、かなりの雑文に仕上がってしまった。。
映画ももっと観て勉強しなくては。。という気にさせていただいた映画。
ノルウェイの森』おすすめです。一人で観るのが良いかな、と思います。


メリークリスマス


メリークリスマス。
エス2010歳の誕生日おめでとう。
本当のところはデタラメだけれど。
少しおかしくならなければ、本気で祭りを楽しむ事はできない。
日本にはきっとその感性が備わってる。
世界が平和でありますように。


本日24日は家族で肉を食べながらTHIS IS IT
チーズケーキを食べながらTHIS IS IT
腹痛。



明日はデート。
猛烈に寒いそうだけれど楽しんできます。


それではよい夜を。おやすみなさい。



脇役

最後にブログを書いてからかなりの時間が経ってしまった。


この期間、なにをしていたかというと、ほとんど「なにもしていない」。

だらけている時間が長かった。考えている時間も長かった。
アートピクニックに行ったり、映画を観たり、飲みにいったり、一日中寝ていたりした。
しかし無気力。
「病は気から」ということで、体調も狂う始末。


今は非常にリラックスした状態になっている。
そのきっかけとなったのは、敬遠していた読書だった。
テキストを読むにはリラックスした状態が望ましいとされる。
リラックスした状態とは、完全にだらけている状態ではない。恐らく各人にリラックスした状態と言うものがあるだろうが、僕の場合は心身ともに醒めた状態がそれにあたる。
今回は、読書がリラックスした状態を引き起こすトリガーとなった。テキストを読み進める事によって、ものを思考する事のできない精神から放たれた。脳に血液がゆるゆると巡り始める感覚。テキストが解毒作用を持つとは思わなかった。

僕はテキストを読むのが割と遅い。文の持つ構造、リズムなどを無意識に読み取ろうとするからである。(と自分では思っている)
歯切れが悪いテキストは吸収しにくい。そういった「テキストの肉感」を読み取る脳の働きがリラックスとどのような関連があるのかは知らないけれど。




さて、表題の「脇役」
それは僕の事である。このなにもできていない期間、自身の人生について考えていた。
僕のオリジナリティ、望み、望まれていること、可能領域、性格、スキル、etc..

僕はきわめてオプティミスティックな人間なので、あまり「引け目」といったものを感じた事がない。
幼稚園児のときも、朝鮮学校に通っていた時も、東京理科大にきた時も。
自分の中に「引け目」が固定されてしまっては心のどこかにしこりとして残り、自分の限界をつくる言い訳にしてしまう。
幸い、僕は学校や会社の規模に関わらず優秀な人間はいる、ということを経験的に知る事ができた。

さらに、僕がラッキーなのは「日本で生まれて、大学に通わせてもらえた」ことである。
地理的な要因は必ずある。もしも、発展途上国の貧困街に生まれていたとしたら「大学に行く」という可能性と思考を生涯持つ事はかなわなかったはずだ。
それが幸いにも与えられた。この時点で僕には「与えられたものの義務」がある。
自分以外の誰かを少しでも幸せにする義務が。

前置きが長くなった。
僕は、自分の手と目の届く範囲の人々を幸せにしたい。
そしてそのとき、僕は「脇役」でありたいと思う。「主役」である必要はない。
色々な場所で色々な主役達を脇役として支え、少しずつ世界をインスパイアすることができれば、こんなに幸せなことはない。
つまりリスペクトする人々とコラボレートし、社会へとコミットすることに僕は魅力と適性を感じている。

僕が主役であるのは、自分の人生においてのみである。50年後に世界に自分の名前を刻み付けようなどとは微塵も思わない。




本日23日は弟と軽くデート。最近はよく彼と話し込んでいる。
その後、池谷(いけやつ)とお茶。卒業アルバムをつくる話で盛り上がる。
このままいくと尋常じゃないクオリティに仕上がり(仕上がってしまい)そうだ。わくわく。



最後に、先日気狂いピエロを日比谷TOHOシネマシャンテで鑑賞したので軽く感想。
作品鑑賞は2度目、銀幕での鑑賞ははじめて。気狂いピエロほど色鮮やかな映画もなかなか無いんじゃないか。
スクリーンの大きさも相まって「色に酔う」という現象が僕の胃で起きた。
僕はシネフィルでもなんでもないので、映画のコンテクストに詳しくはない。
が、当時ゴダールが、新たなコンテクストを表出しようとし、実験していた事はこの映画でもよくわかる。
殺人とコメディの同居、時間軸の交差、観客へのささやき。何度でも観たい。
アンナ・カリーナのマリンスタイルと最期に撃たれた瞬間は本当にきれい。
ベルモンドはキラキラしている。
ラストの爆煙、海、光、白へのカメラパンは脳裏に焼き付いて離れない。




追記「ノルウェイの森」観に行かなきゃ。
村上隆さんがtwitterで大絶賛していて(http://togetter.com/li/81298)、これは行かねば、とミーハー根性。



気狂いピエロ [DVD]

気狂いピエロ [DVD]

帰還

毎日つける、といいながら二日間書けなかった事に反省。

昨日、一昨日のことをさらっと書くと、

12/14
風邪明け。
遅れ気味のタスクを仕上げる。

12/15
前日あまり寝なかったせいか頭が回らない一日。
まさみと打ち合わせ、作業。
その後、ピーター・クック氏のトークショー拝聴のため俊太郎と共に日本橋へ。
クック氏はとにかくぶっとんだおじいちゃんだった。

「理論や資本主義が先んじる建築が米にも欧州にも掃いて捨てるほどある。そんなもんはくそったれだ。私は私のように夢を見ながら一緒に酒を飲める建築家が好きなんだ。」
「君がなにを言っているかはよくわからないけれど、君の顔はとても暗く見える。酒を飲もう。」(質問者に対し)

これほど幸福で、愛に溢れた魅力的な人間はなかなかいないと思う。

その後を食事をして帰る、はずが高崎線で寝過ごしてしまいタクシーで帰る事に。時間とお金がもったいない。


そして本日。

けんすけと食事(そういえば久しぶり)。
cicroiroの今後と、彼の卒制の話をしばしする。
一周して真っ向から建築に対する。マクロからミクロまでかなり広い範囲を緻密に計画してゆく必要がある。
けんすけは感受性の塊みたいな人間で、この計画を聞けば彼のアンテナの張り方、範囲がよくわかる。
提出まで1ヶ月半と少し。
どうやら僕は提出10日前から合宿することになった。
求められる以上のものを出したい。アウトプット力を鍛えなくては。



そして今日海外を放浪していた弟が帰ってきた。1週間風呂に入っていなかったそうで小汚い。しかし元気で良かった。
海外にいた間もちょくちょく連絡をとりあっていたが、ちゃんと面と向かって話せるのはやはり嬉しい。


明日はゴダール映画祭(http://www.bowjapan.com/godard2010/index.html)
が最終日なので、滑り込みで行ってきたいと思う。

風邪

風邪をひいた。
昨日の朝からかなりおかしな体調だったが、今日になってそれがエスカレートした感じか。
寒気が尋常じゃなく、水分をとっては寝ての繰りかえし。
睡眠と発汗のおかげ(かどうかは知らないが)で、いまは少し楽になった。
そういえば、連絡が数件来ていたので返さなければ。

あまり書く事がないのでこの辺りで。
今日は辛かった。
明日は元気でいれますように。



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